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「フォルティウスFT5」秘話!
本日9/13、ミズノ新製品ラケット「フォルティウスFT5」

「フォルティウスFTライト」が入荷しました[:!:]


今回注目していただきたいのはこの「フォルティウスFT5」[:!:]



フォルティウスFTの5枚合板って???

一般的な5枚合板ラケットに、ただ単に人気の「フォルティウス」の

名前を付けただけ???

そう思った方も多いかもしれません。


実はそうではないんです[:!:]


このラケットが誕生するまでには、いろいろな苦労があったんですよ。

今日はこの「フォルティウスFT5」誕生までの秘話を公開します[:マル秘:]


一昨年、企画開発の担当T氏よりフォルティウスの5枚合板を

発売する予定なので、率直な意見が聞きたいと手渡された

サンプルの5枚合板・・・。

「えっ?」

上板からアユース、スプルース、桐の5枚合板でした。

当然打球感はマイルドですが・・・。

フォルティウスのイメージにはほど遠かったので、はっきり

「売れないと思いますよ」と・・・。

今思えば何てことを・・・[:汗:]

そして、

「フォルティウスのコンセプトって何なんですか?」

と質問・・・。


その時私のイメージは、上板は絶対リンバ材。

そして7枚合板でも粘りというか、あのつかむ感覚はヒノキ材が

大きく影響していると思っていたので、添え芯はヒノキを使うべきと

言いました!が・・・。


余談ですが、ヒノキ材というのは本来一枚板や、中芯、上板など

トータルの打球感として使用することがほとんどで、

「フォルティウスFT」のようにそれ以外で使われることは

ほとんど無いらしいです。

その常識破りの発想が、ヒット商品に繋がったのだと思います[:ひらめき:]



話を戻し、フォルティウスのコンセプトですが、その後1時間ほど

T氏とこうだ!ああだ!と言いあったことは覚えていますが・・・。


あとでT氏に聞いた話ですが

新製品ラケットについて、あれだけけちょんけちょん(ボロカス)に

言われるとは思ってもみなかったらしく

T氏「帰りに飲んだ缶コーヒーは、今まで飲んだ中で一番まずく感じた」

と、それほどショックは大きかったようです[:汗:]

本当にすみません・・・[:汗:]


今ではそれを笑い話にしているのですが、それが原因で新製品ラケットは

白紙に戻され再検討することになったらしいです・・・[:汗:]


そして私の言ったリンバ、ヒノキ、アユースの構成。

これはすべての木材がタテ目となり強度もなく、あのつかむ!粘りのある

打球感は5枚合板では保てないらしく、ヒノキを横にしてみても

全くダメだったみたいです[:冷や汗:]

そんな簡単なもんじゃないんです![:汗:]


では、どの木材なら・・・と

T氏は試行錯誤を繰り返し1年後・・・。

T氏「ようやく完成しましたよ。」


見た瞬間、フェイス、グリップなどまさにフォルティウス[:嬉しい:]


T氏「FTの打球感はそのままに、5枚合板のしなる感覚と操作性の

   良さをミックスしたラケットができました」


そのときは申し訳ない気持ちもありましたが、

T氏に「白紙に戻して本当に良かった」

と言っていただき、泣きそうでした。


ここでは書けない苦労話も聞きましたが、本当に試行錯誤を繰り返し

完成した1本なんです[:!:]

そして気になる材質はこちら[:聞き耳を立てる:]



上板のリンバ材に中芯はアユース。

このリンバの次の厚い材質が、セイバという木材だそうです。

この構成により実現させた「フォルティウスFT5」[:!:]



現在STが82〜85g、FLが82〜84gと軽量です。

努力の1本!是非ご検討ください[:!:]

こちら



そして「フォルティウスFTライト」は以前このブログでも

取り上げましたが、気になる重量はSTで86〜89g、FLで85〜89gで

入荷しています[:見る:]



やはり徹底除湿したことで、FTより軽くなっていますね[:グッド:]

「フォルティウスFTライト」については過去記事をご覧ください。

こちら

ご注文はこちら


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