住友理工との共同開発で、エネルギー効率の高さを追求して誕生した「Qシリーズ」。
昨年の10月「Q3」の発売に合わせ垂水TTスタジオで、森田亜衣(旧姓・藤沼)さんに
お越しいただき「Q3試打会」を開催しましたが、そのときの参加者からの感想は
「すごく硬いラバーですね」と答える方が最も多く、次に「すごく回転がかかる」
「シートとボールがしっかり噛む」と、どちらかと言うと上級者向きの回転系ラバーと
いう印象が強かったです。
あのテナジーシリーズと比較してみると、テナジー05に位置するラバーだなと
認識していましたが・・・。
今月発売された「Q4」は、「Q3」がスピード系で「Q4」は回転系と位置付け!
「えっ?」
先ずは「Q3」がスピード系だったことに驚いたが、「Q3」を使用したことがある方は、
店頭に来て「Q3」よりも硬くなるんですか?」と聞いてくる方が多いのもよくわかる。
私たちもスピード系から回転系と聞くと打球感もすべて硬くなる印象が非常に強く
感じますからね。
しかし実際に打ってみると、スポンジ硬度は同じ47°なのに打球感が明らかにソフト
なんです。
どういう違いでこの打球感の差が出るのか?
スピード系と回転系の違いをミズノHPに画像が掲載されていますので、粒形状や
トップシートなども見て検証していきましょう!
上が「Q3」、下が「Q4」です。
Q3
Q4
画像を見てもわかるように粒の大きさは「Q4」の方がやや大きく、粒間隔は
「Q4」の方が狭くなっています。
そしてトップシートは「Q4」がやや厚く、粒の高さも低くなっていることから
まさに回転重視の構成になっています!
ではなぜスポンジ硬度が同じで、この粒構成で打球感がソフトに感じるのか・・・。
これはトップシートに違いがあるのだと思います。
試打してもらえればわかると思いますが、ガツンとドライブを掛けたときなど
ボールがトップシートに食い込む感覚が違います。
弾力性というかゴム質がきめ細やかになっている分、より食い込み感が強く
ソフトになったように感じるのではないでしょうか!?
当スタッフのはまちゃんにも試打してもらいましたが、「やはり打球感は明らかに
ソフトになっていて、グッと掛かる際にはゴム品質の良さが伝わります。
ただフォアドライブなどパワードライブした際に、トップシートが柔らかい分
打球時にグッと掛かったという感触が「Q3」より伝わりにくく感じる方もいるでしょう。
逆にバックで使用するとスイングスピードがマッチして非常に使いやすかったです」
と、バックにおすすめと言っています。
パワーヒッターでなければ、フォア側で「Q3」より高い弧線を描き、安定感が増した
という方も多く、期待して良い!高品質のラバーですね。
最近ではカットマンの方の評価が高いようなので、今後使用感などもお伝えできればと
思います。
粒の構成では回転重視で打球感もハードになるはずが、打てばソブトに!
従来の常識を覆す、国内産ラバーを是非一度お試しください。
垂水TTスタジオ及び姫路店では、「Q4」試打会を行いますので
詳しくは明日のこのブログをご覧ください!
ミズノHPでは、より詳しく「開発秘話」「テクノロジー」など掲載しておりますので
是非ご覧ください!こちら